お金トラブル

見積もりをとる時に、

 

見積もりを出すには内金が必要

 

予約金をもらわないと希望日を確保できない
 
このように、様々な理由をつけてお金の支払いを求められることがあります。

 

しかし、

 

引越しに関するルールを定めた標準引越運送約款には、「引越し料金は、引越し当日に支払えばいい」と書かれています。

 

実際にどのような事例があるのか、また、不当にお金を請求されたらどのように対処すればいいのかを知っておきましょう。

 

 

実際にあった請求トラブル

引越し業者から内金や予約金を請求される例は少なくありません。

 

具体的にどのようにして支払いを求められるのかをご紹介します。

 

引越しの仮契約時に内金を支払ったケース

引越し見積もり

昨年の夏に、初めて引越ししました。

 

どの業者を選べばいいのか分からず、地元の引越し業者に見積もりをとりました。
 
思いのほか安かったので、引越し1か月前にその場で仮契約を結びました。

 

ただし、その場で出した見積もりは、あくまで仮のもので、詳しい見積もりは引越しの2週間前にしか出せないとのこと。

 

そのため、2週間後に本契約の書類を交わすことになりました。

 

担当の人の説明では、

 

 

アパートと同じで、仮契約時には内金が必要になります。


 

とのこと。

 

内金として1万円、その場で現金で支払いました。

 

そして、仮契約をしてくれた人へのサービスですということで、その日は段ボールを30箱置いて帰っていきました。

 

ちなみに、本契約ではないので、この時点では契約書等には一切サインしていません。

 

それから2週間後。

 

詳細な見積もりを出してもらうために再び家に来てもらったのですが、その金額にびっくり!

 

最初に出してもらった時よりも、2万円近く高くなっているのです。

 

見積もりが高くなっている!!

理由を尋ねると

 

  • 思っていたより家電が多かった
  • 荷物が多いから1つ大きいサイズのトラックが必要

 

と言われました。

 

高すぎるので契約しないと伝えると、「契約しなくても構わないが、内金1万円は返せない。また、段ボール30箱分の料金1万2000円も支払ってほしい」と言われました。

 

ダンボール

ダンボールは幸い手つかずのまま置いていましたので、お返しすると伝えたのですが・・・。

 

 

一度手渡したものは、他のお客さんに使いまわしできない。支払ってもらわないと困る


の一点張り。

 

私が頼んだわけではないし、サービスだと聞いていたから受け取っただけの段ボールです。

 

しかし、何度払わないと言っても、帰ってもらえません。

 

結局、内金と段ボール代の合計2万2千円を払わないで済むためには、契約するしかないと言われました。

 

契約すれば、内金は無駄にならないと。

 

最初に出された見積もりより2万円近く高い区納得はいきません。
 
とはいえ、頼みもしない引越し業者に2万円以上のお金を払うのも勿体ない。

 

仕方なくそのまま本契約することに・・・。

 

引越し自体は問題なく終わりました。

 

他の業者に頼んでいれば、もっと安く引越しできたはずだったのにと悔やんでいます。

 

引越しをキャンセル!かかる料金と正しい断り方

 

繁忙期に引越し見積もりをとったら予約金を請求されたケース

桜の時期

大学の新学期の時期に合わせて、3月末に引越しをすることになりました。

 

そこで2〜3社の引越し業者から見積もりをとることに。

 

どの業者も、電話見積もりだけでは細かい見積もりが出せないということでした。

 

そのため最初に、一番安い見積もりを出してくれた業者の担当者に来てもらいました。

 

担当者は一通り部屋の中をチェックして、大きな家具、家電の数を控えていました。

 

荷物のチェック自体は5分もかからないくらいだったと思います。

 

見積もりはいくらになるか尋ねたところ、

 

 

まずは引越しの希望日を教えてください。


 

とのこと。

 

3月の第3週の土日に引越ししたいという旨を伝えると、

 

 

では、まずトラックをおさえますね。


 

その後、

 

 

トラックをおさえておくための予約金は、一律で5000円です。
 
本日現金でお支払いいただくことになりますがよろしいですか?


 

と言われました。

 

しかし、私はまだ見積金額を知らされていません。

 

契約するかもわからないのに、予約金なんて払えないと言いました。

 

すると、

 

 

3〜4月は、お客様みたいな学生さんの引越しが多い。

 

トラックの数が足りなくなるから、まずトラックを確保してから見積もりを出す決まりになっている。


 

このように言ってきました。

 

この場で予約金の5000円を払わなければ、見積もりさえ出してもらえないというのです。

 

しかも、その予約金は、契約してもしなくても、返って来ないのだと言います。

 

引越しするためにトラックを押さえるのであって、万が一キャンセルしても、その日のトラックを確保する手間賃がかかっていると・・・。

 

繁忙期はどの引越し業者も、たいていは予約金をもらっているのだと説明されました。

 

断ると細かい見積もりが出せないし、そうなると他の2社とも見積金額を比較することが出来ないので、その場で予約金5000円を支払いました。

 

しかしその後、他の2社の見積もりをとってびっくり!

 

その2社では予約金なんて一切請求されなかったのです。

 

「予約金は必要ないのですか?」と聞きましたが、引越し料金は全て当日支払いのみと説明されました。

 

正直なところ、最初の引っ越し業者が出してくれた見積もりが、一番安かったです。

 

でも、本来払う必要のないお金を請求していたのだと思うと、なんだか怖くて・・・。

 

結局2番目に見積もりをとった引越し業者に依頼することにしました。

 

もちろん、予約金5000円は返ってきていません。

 

不要な内金や予約金を支払わないためにはどうしたらいいか

 

電卓と男の人

実際に契約が取れなくても、見積もり前の内金や予約金で利益をとろうとする業者がいます。

 

しかも、支払ってしまうと戻ってこないケースがほとんど。

 

高額な内金や予約金を請求することで、他の業者と契約させないようにしている業者もあります。

 

しかし契約時に、内金や予約金を払わなければいけないという決まりはありません。

 

もしも、不当にお金を払うように言われたら、「国土交通省の定めた規定では、契約段階でお金は払わなくていいはずだ」と、ハッキリ断りましょう。

 

それでもしつこく食い下がってくるような業者は、止めておくべきです。

 

ルールを無視してお金を要求してくるような引越し業者を信用できますか?

 

そんな業者に大切な家財や荷物を預けるのは不安ですよね。

 

どんな理由であれ、引越し前にお金の要求をしてくるような引越し業者は避けた方が安心です。

 

一括見積もりで相場を知ることが成功の秘訣です!!

 

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