引越しする荷物が少ない場合、業者に頼まずに自力で引越しが出来てしまうのではないかと思う人も多のではないでしょうか。
実際に「自力で引越しを行った場合」と「業者に頼んだ場合」を比較すると明確な境界線がわかりました。
できるだけ自分で行ったほうが安い!と思いがちですが、最終的なトータル金額を見ると業者に依頼したほうが安くなる場合もあるのです。
まずは、今の状態で引っ越し代がいくらかかるのか知りたい場合はこちら
自力で引越しをしようとしている人は、どのような選択をすれば安くなるのかもう一度よく考えて決めましょう!
まずは自分の荷物の量がどのくらいあるのか把握しましょう
荷物の量は、実家暮らしをしていたのか、それとも一人暮らしをしていたのかによって大きく変わります。
実家暮らしのAさんと、一人暮らしをしていたBさんの荷物の量を比較してみましょう。
実家暮らし【Aさん】 実家から初めて一人暮らしをする場合
引越し先に持って行く大型の家具・家電類がないので、比較的荷物は少なくなります。
しかも、ベッドや家具家電類を引越し後に購入することで、荷物を大幅に減らすことができます。
実家から持って行くのは、衣類とその収納用品、パソコン、テーブル、小さな雑貨、棚程度で十分です。
シェアハウスを利用する
シェアハウスは一般の民家などの建物をリフォームして、その1部屋を賃貸物件として貸しています。
キッチン、トイレ、バスルーム、電気製品などは共同で使用するため、自分で揃えることはありません。
また、プライベートスペースの各自の部屋は、ベット、カーテン、電気、テーブルなどついているところもあります。
実家から持って行くのは、最小限に抑えることができます。
一人暮らし【Bさん】 引越し先が近く、隣の県に引っ越す荷物の場合
人暮らしの場合は、実家暮らしと比べると荷物はかなり多くなります。
まず、生活に欠かせない家具類です。
テーブル、椅子、ベッド、布団、カーテン、カーペット、棚。
その他、洗濯機、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、扇風機や掃除機、パソコンといった家電も数多くあります。
また、大型の家具・家電だけではなく、包丁や鍋、食器などキッチン周りの細かいものも梱包して運び出さなければいけません。
自分の場合は、AさんとBさん、どちらのケースの荷物量に近いのかを考えてみましょう。
自力で引越しを行った場合に具体的にかかる費用
一人暮らしの場合は引越し業者に依頼せずに、自分で引越しを済ませようと考える人も少なくありません。
引越し作業を全て自分ひとりで行えばお金はかかりませんが、荷物を運び出すときに人に頼むのであれば謝礼を渡すのが一般的。
全て自分でやる場合の具体的な金額
荷物を運び出すためのレンタカー代
軽トラ1台 | 5000円 |
---|---|
段ボール代 | 3000円 |
ガソリン代 | 5000円 |
冷蔵庫や洗濯機は1人では運べませんから、友人1人に手伝ってもらったとして、謝礼金5000円程度も必要です。
最低でも、合計で約20000円は必要だという計算になりますね。
業者に頼む場合にかかる具体的な金額
明らかに荷物が多い人を除いては、手頃な値段設定が魅力の「1人暮らし用のプラン」を使ってお得に引越しするといいでしょう。
小型の家電と必要最低限の家具のみの積み込みであれば、40,000円前後の予算で引越し可能です。
全て自分でやった場合と引越し業者に頼んだ場合では、予算的にみると2万円の差があります。
確かに自分で行った方が安くなりますが、時間と労力を大幅に費やすにもかかわらず、価格差は2万円しかないのです。
また、全て自分で作業を行う引越しにはある程度のリスクが伴います。
業者を使わないという選択で2万円浮かせたことによって、2万円以上のリスクを背負う可能性があるのです。
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自力で行った場合にはリスクが伴う
自分で引越し作業を行う場合には、業者の保証がないというのが最大のリスクです。
例えば、どのような事が自己責任になってしまうのかをご紹介します。
一番多いのが、壁や床などについた傷にまつわるトラブル。
大きくて重い冷蔵庫は、特に運搬に注意が必要です。
壁にあたらないように気をつけていたら、うっかり冷蔵庫の角をドアの入り口にぶつけてしまった・・・ということも少なくありません。
洗濯機は、水抜きが十分でなかったり、傾けて運んでしまうと機械の内部に水が入り込んで壊れてしまうことがあります。
しかも、運搬中の水漏れや破損は家電の補償対象外です。
これらのリスクは、引越し業者に依頼することで回避できます。
引越し業者はプロなので、しっかり養生を行う上、運び出しに無駄がありません。
しかも保険に入っているので、万が一壁や床を傷つけてしまっても保険で賄ってもらうことができます。
自分だけで引越し作業をして、冷蔵庫や洗濯機が壊れてしまったり、壁や床を傷つけてしまうと、2万円では足りません。
保険や保証の差として2万円を考えましょう。
リスクの高い大きい荷物や故障しやすい荷物は運ばないことです。
「自力」と「業者」の組合せはどうなのか
全て自分ひとりで作業したり業者任せにするのではなくて、この2つを組み合わせることで引越し料金とリスクの両方を抑えることができます。
故障や破損の心配がないものや、小さいものは自分で運ぶようにしましょう。
この場合、自家用車を所有している場合はガソリン代5000円だけで済みます。
レンタカーを借りる場合は車のレンタル代5000円、ガソリン代5000円の計10000円です。
自分で運ぶのが難しい大きな物は、荷物の運搬を行っている業者に運んでもらいましょう。
ただし、大きい物を運ぶための費用は個別で一つ10000円程度と、意外と高いです。
運んでもらうかどうかの基準は、1万円かかってでも運ぶ価値があるかどうか。
冷蔵庫と洗濯機の2つを運んでもらうだけでも2万円かかります。
運んでもらいたい荷物が2つ以上あるのなら、個別に業者に依頼するよりも、引越し業者のセットを利用した方が断然お得です。
大きなものがある場合には業者に頼むべき!
大きな家具があるなら、確実に引越し業者のプランを利用する方がお得です。
「自分で運ぶ+大きいものは業者」の方法もありますが、軽トラックをレンタルしたらトータル金額はほとんど同じになります。
金額だけを見れば数千円程度安くなる場合もありますが、大型荷物だけを運ぶ業者に個別依頼した場合は補償がありません。
引越し業者を利用する方がおすすめです!
大型の物が一つもなければ、業者に頼らずに自分でやるべきです。
大型家電などはなく何度も往復できる移動距離へ引越しする人や、運ぶための自家用車ありで積み込み・積み下ろしが自分でできる人が該当します。
洗濯機や冷蔵庫を自分で外すのは難しいですし、水抜きなどを行う必要もあるので、引越し作業は一日では出来ません。
大型家電を所有している、もしくは不安な要素が一つでもあるなら、引越し業者のプランを利用した方がいいでしょう。
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