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引越し業者から受け取ったダンボールをキャンセル後に返却する場合、送料は利用者負担になるケースが一般的です。
ただし、業者によっては返却不要だったり、回収に応じてくれたりする場合もあります。また、契約状況によってはクーリングオフが関係するケースもあるため、「絶対にこうなる」とは言い切れません。
そこで今回は、見積もり時にもらったダンボールの返却ルールや送料負担の考え方、トラブルを避けるための対処法を分かりやすく解説します。

 

引越しイラスト

実際によくあるトラブル事例|勝手に置いていかれた守さんのケース

 

勤務先から突然の辞令を受け、初めての転勤・初めての単身引越しをすることになった守さん。新しい職場への期待がある一方で、引越しの準備には不安もありました。

まずは料金相場を知ろうと、インターネットで見つけた引越し業者A社とB社の2社に訪問見積もりを依頼します。

 

土曜日に訪れたA社の営業担当者は、見積もり後にこう言いました。

「とりあえずダンボールを置いていきますね」

守さんは特に深く考えず、そのまま受け取ることに。

ところが翌日、B社の料金やサービス内容に納得し、A社を断ることにしました。

するとA社から返ってきたのは、予想外の一言でした。

 

「先日お渡ししたダンボールを返却してください。なお、返送料はお客様負担となります」

 

「まだ契約したつもりはないのに……」

そう思いながらも、守さんはダンボールを宅配便で返送。結果として約2,500円の送料がかかってしまいました。

 

見積もり時にもらったダンボールをめぐっては、

  • 返却しなければならないの?
  • 送料は誰が負担するの?
  • 着払いでは送れないの?
  • クーリングオフは使えないの?
  • ダンボールを受け取っただけで契約成立になるの?

といった疑問やトラブルが少なくありません。

 

この記事では、ダンボール返却時の送料負担の考え方から、営業担当者に「置いていきます」と言われたときの上手な断り方、受け取ってしまった場合の返却手順まで詳しく解説します。
知らないまま損をしないためにも、契約前に確認しておきたいポイントを押さえておきましょう。

 

料金トラブルの少ない業者を探したい方へ

見積もり時のダンボール対応やキャンセル時の条件は、業者によって違いがあります。
あとから「そんな説明は聞いていなかった」とならないためには、契約前に複数社を比較し、料金だけでなく対応やサービス内容も確認しておくことが大切です。
無料の一括見積もりサービスなら、複数の引越し業者をまとめて比較できるため、相場や対応の違いを把握しやすくなります。

 

キャンセル後のダンボール返却、送料は誰が払う?【結論】

 

原則:受け取った側(あなた)が送料を負担する

 

引越し業者が見積もり時にダンボールを置いていくのは、「この業者に依頼する」という前提に基づくサービスです。そのためキャンセルして返却する場合の送料は、原則として受け取ったあなた側の負担になります。

 

業者から「返却してください」と連絡が来た場合も、送料は自分持ちが一般的なルールです。「勝手に置いていったのに」と思う気持ちはわかりますが、受け取った場合は、業者から返却を求められるケースが一般的です。

 

クーリングオフが使えるケース・使えないケース

 

「クーリングオフで断れないの?」という疑問を持つ方は多いですよね。実はケースによって、使えることもあります。

 

■クーリングオフが使えるかもしれないケース
「見積もりだけのつもり」で業者を呼んだのに、その場で強引に契約を迫られた場合は、「訪問販売」に該当する可能性があります。この場合、契約書面を受け取ってから8日以内ならクーリングオフができる場合があります。
出典:消費者庁 特定商取引法ガイド(適用除外Q&A)

 

■クーリングオフが使えないケース
こちらから電話して「見積もりをお願いします」と呼んだ場合は、訪問販売には当てはまりません。自分の意思で契約した場合も同様に、クーリングオフの対象外となるケースがほとんどです。

 

「自分のケースがどちらに当たるか分からない」という場合は、契約書面を確認したうえで、最寄りの消費生活センターや国民生活センターに相談してみましょう。

 

受け取る前に言える断り方【例文付き】

 

業者が「置いていきます」と言ったとき

 

見積もりの場で「ダンボールを置いていきますね」と言われたら、その場で断るのが一番楽です。

 

■まだ他の業者と比較中の場合
「ありがとうございます。まだ他の業者さんとも比較中なので、今回はダンボールを遠慮させてください。」

 

■自分で用意したい場合
「ダンボールは自分で用意するので、置いていただかなくて大丈夫です。」

 

難しく考えず、短くひと言添えるだけで大丈夫です。ほとんどの業者は快く対応してくれます。

 

まだ業者を決めていない方は、ダンボールの取り扱いやキャンセル条件を比較してから依頼するのがおすすめです。同じ引越し内容でも料金やサービス内容に差があるため、契約前に複数社の見積もりを比較しておくと後悔を防げます。

 

既に受け取ってしまった場合の返却手順

 

すでに受け取っている場合は、以下の手順で返却します。

 

STEP1 業者に連絡する(電話またはメール)
「キャンセルします。ダンボールを返却したいのですが」と伝える

 

STEP2 返却先の住所を確認する
業者が指定する送り先を必ず確認する

 

STEP3 宅配便で「元払い」発送する
ヤマト運輸・佐川急便などを使う。「着払い」は多くの業者が受け取り拒否するため注意

 

STEP4 追跡番号を手元に控えておく
「届いていない」トラブルを防ぐため

 

費用の目安:ダンボール5〜10枚程度で、宅配便代が1,500〜3,000円前後かかることが多いです。(※料金は宅配業者でご確認ください)

引越しイラスト

 

ダンボールを使ってしまった場合はどうなる?

 

引越し準備を進めていてすでにダンボールを使ってしまった場合は、使っていない分は返却、使った分は精算というのが基本です。使用枚数分の代金(買い取り)を求められるケースがあります。

 

ただし業者によって対応は異なるため、まずは連絡して状況を説明してみましょう。「全部使ってしまった」という場合でも、柔軟に対応してもらえることがあります。

 

→ 業者選びに迷っている方は「引越し業者の選び方・相談窓口はこちら」もご参考ください。

 

キャンセル時に業者へ確認すべき4つのこと

 

キャンセル後にダンボールの件で業者に連絡するとき、以下の4点を確認してください。業者によって対応が異なるため、思い込みで動くとトラブルになることがあります。

 

確認すべき項目なぜ必要か
返却が必要か 業者によっては返却不要・買い取りのケースもある
返却先住所 拠点によって異なることがある。発送前に必ず確認
送料負担 多くの場合は元払い(利用者負担)だが、業者によって異なる
使用済みダンボールの扱い 使用分は買い取り・返却不要など対応が分かれる

 

→ キャンセル料全般のトラブルについては「引越しキャンセル料のトラブル事例はこちら」もご参考ください。

 

ダンボールを置いていく前に確認してくれる業者は安心

 

今回のようなトラブルは、最初から「置いていかない業者」を選ぶことで避けられます。見積もりのときに確認しておくと安心なポイントが3つあります。

 

  • 「ダンボール、置いていきますね」ではなく「必要ですか?」と確認してくれる
  • キャンセル料の発生タイミングや条件を見積もり時に説明してくれる
  • 追加料金や諸費用をあらかじめ書面や口頭で明示してくれる

 

この3点を見積もり当日に確認するだけで、後のトラブルがかなり減ります。

 

複数の業者を比較してから決めると、断りやすい環境が自然に作れます。無料の一括見積もりサービスを使えば、1社に絞る前に比較できるので安心です。

 

 

よくある質問(FAQ)

 

Q1. 引越しをキャンセルしたら、もらったダンボールは返却しないといけないの?

 

原則、返却が必要です。ただし業者によっては「そのままお使いください」という対応をしてくれることもあります。まず業者に連絡して確認するのが先決です。

 

Q2. キャンセルした業者へのダンボール返送、着払いで出してもいい?

 

着払いは多くの業者が受け取り拒否します。元払い(送料はあなた負担)で送るのが基本です。業者に連絡したとき、送り方を一緒に確認しておきましょう。

 

Q3. 業者をキャンセルした場合、ダンボール費用はいくらかかる?

 

返送料は宅配便の実費で、枚数によって変わります。ダンボール自体の代金を請求されるかどうかはケース次第なので、業者に直接確認してください。(※公式情報は必ず各業者の公式サイトでご確認ください)

 

Q4. アリさんマークの引越社やアーク引越センターをキャンセルした場合は?

 

両社とも基本的な返却手順は「業者に連絡→元払い発送」です。特にアーク引越センターは拠点によって返却先住所が異なるケースがあるため、発送前に必ず住所を確認しましょう。それぞれの公式窓口にお問い合わせください。

 

Q5. ダンボールを受け取ると引越し契約をしたことになるの?

 

ダンボールを受け取っただけで、自動的に引越し契約が成立するわけではありません。一般的には契約書への署名や明確な申込みの意思表示が必要です。ただし、業者とのやり取りや契約状況によって判断が異なる場合もあるため、不安な場合は業者や最寄りの消費生活センターへ確認しましょう。

 

※本サイトに掲載している料金・相場は特定時点の参考値です。実際の料金は荷物量・移動距離・時期・作業条件によって変わります。正確な金額は各引越し業者の公式サイトまたは見積もりで必ずご確認ください。