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最終更新:2026年7月13日

 

引越しが決まって、頭を悩ませるのが「車、どうするか」問題ですよね。

 

自分で運転して行けばいい、と思っていませんか?

でも新居まで何百キロもあったら、引越し当日にそのまま運転してヘトヘト……なんてことにもなりかねません。

 

フェリーと自走、どっちが安いのか――調べ始めると意外とややこしくて、途中で分からなくなる人も多いはずです。

 

陸送・自走・フェリー。

どれが得かは、距離や人数で変わります。実際の数字で比べれば、答えは見えてきます。

 

 

@ 引越しで車を運ぶ3つの方法|費用と手間を比較

 

自走・陸送・フェリーで車を運ぶ3つの方法のイラスト

 

車を新居まで運ぶ方法は、大きく3つです。

 

自走(自分で運転)

自分または家族が車を運転して新居まで向かう方法。

費用はガソリン代と高速料金だけなので、3つの中で最も安くなります。

ただし体力を使うので、引越し当日に長距離自走すると翌日の荷物整理に響きます。

 

陸送(キャリアカー)

専用のキャリアカー(積載車)に載せて運んでもらう方法。

引越し業者のオプションとして頼む場合と、陸送専門業者に直接頼む場合の2通りがあります。

費用は3つの中で一番かかりますが、自分は新幹線や飛行機で移動できるので体の負担がありません。

車をキャリアカーに積み込んで陸送する様子

 

フェリー(車ごと乗船)

車を一緒に船に積んで移動する方法。

東北・北海道や九州方面など、長距離になるほど使いやすい方法です。

船内に個室や温泉があるフェリーもあり、夜出発して翌朝着くスケジュールなら宿泊費が浮く計算にもなります。

 

方法 費用の目安(東京→大阪) 所要日数の目安 向いているルート
自走 1.3〜1.5万円 当日 近〜中距離
陸送(専門業者) 約2.3〜5.2万円 6〜7日 近〜長距離
フェリー(大洗→苫小牧) 3.85万円〜(さんふらわあ) 翌朝着 長距離・北海道・九州方面

 

※費用は車両サイズ・時期・業者で変わります。目安として参照してください。

 

どれを選ぶかは「距離・人数・日程」で変わります。

近距離(100km未満)なら自走一択でいいことが多いです。

でも500km超の長距離になってくると、陸送やフェリーが体と費用の両方で合理的になるケースが増えてきます。

A 引越しの車輸送にかかる費用相場と日数の目安

 

実際にどのくらいかかるのか、方法ごとに見ていきます。

 

自走の費用(ガソリン代+高速料金)

 

自走は「ガソリン代+高速料金」がほぼ全額です。

 

東京→大阪(約550km)の場合、

  • ガソリン代:約6,000〜6,600円(燃費15km/L・ガソリン165円/L基準)
  • ETC高速料金:片道8,000〜9,000円
  • 合計で約1.3〜1.5万円

 

(出典:NAVITIME高速料金・NEXCO)

 

東北・北海道方面への長距離自走は、高速料金だけで東京→青森ICが約16,000〜16,800円かかります。

深夜割引(0〜4時走行)を使うと約11,500円まで下がるので、夜中に出発するなら活用したいところです。ただし夜間割引の制度は時期によって変わるので、NEXCO公式で最新を確認してください。

 

陸送(キャリアカー)の費用相場

 

陸送は距離で料金が大きく変わります。

 

区間 相場レンジ(複数社比較)
近距離(同県・隣県) 2〜4万円
東京→大阪 約2.3〜5.2万円
東京→愛知 約4.9万円〜(参考値)
東京→福岡 約5.5〜7.1万円
東京→札幌 約4〜7.3万円
東京→沖縄 約6.4〜11.4万円

※燃料費・高速料金は別途

 

引越し業者のオプションより、陸送専門業者に直接頼む方が安くなる傾向があります。

 

所要日数は最短6〜7日が一般的です。家より先に車が来ることも、逆に車が来るのを待つこともあるので、日程には余裕を持たせておいた方が安心です。

 

フェリー(車ごと乗船)の費用

 

フェリーは長距離ほど陸送との差が縮まります。

 

さんふらわあ(大洗〜苫小牧・乗用車・運転者1名込み)

 

時期 料金
A期間(通常期) 38,500円
B期間 44,000円
C・D期間 49,500円
E期間(お盆ピーク) 55,000円

 

(出典:商船三井さんふらわあ 公式運賃

 

同乗者がいる場合は別途乗船料がかかります。

2名で乗る場合、さんふらわあのA期間なら同乗者のツーリスト運賃が11,550円〜追加になります。

人数が増えるほどフェリーのコストが上がるので、2人以上なら自走との比較をしっかり計算してみてください。

B 車輸送の見積もりを安くするコツと注意点

 

複数の業者の車輸送見積もりを見比べる様子

 

費用を抑えるポイントは3つあります。

 

コツ1:繁忙期を避ける

 

引越しの繁忙期(2〜4月)は陸送料金が上がる傾向があります。

フェリーも期間区分があり、お盆ピーク(E期間)は通常期(A期間)より1万円以上高くなります。

時期を少しずらせるなら、5〜6月や9〜11月が費用的に動きやすいです。

 

コツ2:引越し業者オプションより陸送専門業者を比較する

 

陸送専門業者に直接頼む方が安くなるケースがあります。

引越し業者に一括で頼む方が楽ですが、車の費用は別で比較してみる価値があります。

 

コツ3:フェリーのネット予約割引・時期キャンペーンを使う

 

さんふらわあはネット予約割引や季節キャンペーンがある場合があります。

予約前に公式サイトで割引情報を確認すると差が出ます。

 

注意点:自走の「隠れたコスト」

 

自走は費用が安く見えますが、計算に入れておきたいコストがあります。

 

  • 宿泊費:長距離の場合、途中で一泊が必要になることも。東京→北海道なら青森で前泊するケースが多いです。
  • 疲労による引越し翌日への影響:到着してすぐ荷物の搬入作業が続くなら、体力は残しておきたいです。
  • 車両トラブルのリスク:長距離の高速走行は通常より車に負担がかかります。

 

「数字だけ見ると自走が一番安い」は確かですが、宿泊代や疲労を加味すると陸送やフェリーとの差が縮まるケースもあります。

 

C 大手引越し業者の車輸送を比較|料金と頼み方

 

大手の引越し業者の車輸送がいくらかかるのか、気になりますよね。

問い合わせてみようとサイトを開いても、「料金は要見積もり」としか書いていない。そこで止まってしまう人は多いです。

 

大手の引越し業者は、車輸送の料金を公式サイトで公開していません。大手各社の公式ページにも金額は載っておらず、「協力会社を通じて運ぶので、担当支店へご連絡ください」という案内が多いです。

 

なぜ金額を出さないのか。理由は仕組みにあります。

 

大手の引越し業者は、自社では車を運びません。陸送専門の業者に外注する形を取っています。引越し業者が間に入る分、仲介手数料が上乗せされます。さらに、距離・車種・時期によって金額が変わるため、定価を出せないのです。

 

一方、陸送の専門業者に直接問い合わせると、おおよその相場が分かります。複数社を比較すると、同じ区間でもこれだけ差があります。

 

陸送専門業者の相場レンジ(複数社比較)

区間 相場レンジ
東京→大阪 約2.3〜5.2万円
東京→札幌 約4〜7.3万円

※普通乗用車・税込・業者・時期で変わります

 

東京→沖縄

区間 相場レンジ
東京→沖縄(沖縄特化業者) 約6.4〜7.2万円
東京→沖縄(全国対応業者) 約10.5〜11.4万円

※普通乗用車・税込・業者の種別で大きく異なります

 

同じ距離でも業者によって2倍以上の差が出ることもあります。さらに大手の引越し業者経由だと、専門業者に外注する分の手数料が上乗せされるので割高になりやすいです。

 

料金はほかにも、こうした要因で変わります。

  • 車種:軽自動車より普通車、普通車よりSUVやミニバンの方が高くなる
  • 時期:引越し繁忙期の2〜4月は割高になりやすい
  • 車の状態:自走できない不動車はオプション料金がかかる

 

「大手に頼んだらいくら?」「自分で専門業者を探したら?」――この答えは、実際に見積もりを取るまで分かりません。自分の車種と移動距離では、いくらになるのか。複数社をまとめて比べるのが一番早いです。

 

大手が良いか、専門業者の方が安いか。あなたのケースで比べるには、一括見積もりを使うのが確実です。

 

D 引越しで車を運ぶときの注意点と失敗例

 

車を預ける前に業者と車体の傷を確認する様子

 

注意1:引越し業者の荷物より到着が遅い

 

陸送は最短6〜7日かかります。

引越し業者の荷物が到着しても、車がしばらく来ない、という状況になりえます。

逆に、車は来たのに荷物がまだ、という場合も。

 

引越し日だけでなく、車の到着予定日も先に確認しておきましょう。

 

注意2:受け渡し・引き取りの日程をしっかり確認する

 

陸送の場合、出発前に車を預ける日と、到着後に受け取りに行く日をそれぞれ決めます。

当日は予定を詰め込みすぎない方が受け取りやすいです。

 

注意3:フェリーは船酔いのリスクがある

 

外洋を走るフェリーは揺れることがあります。

特に日本海側のルートは時期によって波が高くなりやすいです。

酔い止めを事前に飲んでおくと安心できます。

 

注意4:車内に荷物を積んだまま陸送に出さない

 

陸送中に車内の荷物が動いて損傷するリスクがあります。

業者によっては車内への荷物積載を断る場合もあります。

事前に確認してから積んでください。

 

注意5:出発前に車の状態を記録しておく

 

傷や凹みがないか、写真に残してから預けると安心です。

引き渡し時のトラブルを避けるためにも、業者立ち会いの点検票への記入も忘れないようにしてください。

E 引越し後の車の手続き

 

引越し後に車の住所変更手続きをする様子

 

車を新居に運んだら、陸運局での住所変更・ナンバープレート変更が必要です。

引越し後15日以内に手続きするよう定められているので、早めに動いておきましょう。

詳細な手順や必要書類は、引越し先の管轄運輸支局または各自治体の窓口で確認してください。

 

(出典:国土交通省 車検証の住所変更

F まとめ|自分に合う方法で複数社の見積もりを比較

 

引越しの車輸送は、ひとことで言うと「ルートと人数で最適が変わる」です。

 

  • 近距離(100km未満)なら自走が費用・手間ともに一番シンプル。
  • 中〜長距離(200km以上)になってくると、陸送専門業者への依頼が費用と体力のバランスで合理的。
  • 北海道・九州など遠方はフェリーも選択肢に入れると、思ったより安くなるケースがあります。

 

大事なのは、1社だけで決めないこと。

引越し業者の料金は、同じ条件でも会社によって大きく違います。

まずは複数社の見積もりを比べて、自分のケースで何がベストか確認するのが確実です。

 

※本サイトに掲載している料金・相場は特定時点の参考値です。実際の料金は荷物量・移動距離・時期・作業条件によって変わります。正確な金額は各引越し業者の公式サイトまたは見積もりで必ずご確認ください。

 

出典