桜田さんはかねてから希望していたIT企業に転職することが決まりました。

 

そのため会社から2駅のマンションに引っ越しを済ませ、近所へ挨拶に出かけました。

 

上下左右両隣に挨拶に行くように両親から言われており、あいさつの品を持って訪ねました。

 

引っ越し挨拶

 

両隣は若い夫婦で、気持ちよく挨拶ができました。

 

上の階の部屋はチャイムを鳴らしても出てくる気配がなく、留守のようだったので、下の階の部屋に行きました。

 

出てきたのは男性で「ひとりで住んでいるの?」「どこに勤めているの?」など矢継ぎ早に聞いてきます。

 

驚いた桜田さんは挨拶もそこそこに急いで部屋に戻りました。

 

上の部屋への挨拶が済んでいないことが気になりながらも転職後はあわただしく帰りも遅いことから、挨拶しないまま一週間が過ぎました。

 

 

挨拶しないまま一週間

 

ある日、管理人さんから「○○さん(上の階の住人)には挨拶しました?」と声をかけられました。

 

引っ越し当日に行ったが留守で、その後行っていないと告げると「○○さんが、『あいさつに来ない』と言っていたよ。」と言うのです。

 

男性の一人暮らしで仕事柄夜9時ごろにしか戻らないということで、不安になった桜田さんは管理人さんに同伴をお願いし、その夜に挨拶を済ませたのでした。

 

ホッとしたのもつかの間、引っ越しから1月ほど経った頃、桜田さんのメールボックスに手紙が入るようになりました。

 

連日のように手紙は入れられており、帰宅時間と帰宅時間が遅くて心配しているという内容に桜田さんは寒気を覚えました。

 

勤務先も調べたから会社に早く帰宅させるように言ってあげる。

 

あなたに好意を持っているからとても心配している。

 

このような手紙が届いた際に管理人さんに相談してカメラを設置してもらい、投函者が下の階の住人であることを確認しました。

 

 

ただ、証拠はあっても迷惑であることを相手にどのように伝えるか、またその伝え方によって今後更に迷惑行為がエスカレートするのは怖いと桜田さんは考えています。

 

引っ越しの挨拶の注意点

 

新居に引っ越しをしたら、ご近所の方に挨拶します。

 

引越し当日は、荷物の搬入や片付けなどであわただしく、なかなかそのようなことに気が回らないかもしれないのですが、しかし近所への挨拶回りは大切です。

 

引越し先での挨拶は、ご近所さんとのお付き合いの第一歩です。

 

これから長いお付き合いをすることになるかもしれないのです。

 

ご近所さんへの第一印象がこのはじめの挨拶で決まってしまったら・・・。

 

挨拶は近所関係を円滑にするためにも必要ですし、今後町内会や自治会などに入って共に活動することもあるでしょうから、いろいろな情報を得るためにも、ご近所さんといい関係を築くことはとても大切なことなのです。

 

忙しいなどと理由をつけて失礼していると今度越してきた人は常識のない人だと言われかねません。当日か翌日、できるだけ早く挨拶するようにしましょう。

 

ファミリーでの引っ越し、夫婦2人での引っ越し、単身での引っ越しと引っ越しもいろいろな形があります。

 

桜田さんは女性のひとり暮らしです。

 

今回桜田さんは一人で挨拶に回ったようですが、

 

お勧めしたいのはまず管理人さん(大家さん)に挨拶に行くこと。

 

その際に引っ越ししてきた人が挨拶をしているのか、しているようであれば挨拶を考えている上下左右の住人はどのような人なのか聞いておきましょう。

 

引っ越し時に挨拶する人がいないもしくは少ないというようであれば必ずしも挨拶回りはしなくても構わないでしょう。

 

挨拶回りが必要である場合、引っ越しを手伝ってくれた家族に付いてきてもらうというのもひとつの方法だと思います。

 

できれば、引っ越し当日に父親か男兄弟に立ち会ってもらって挨拶するといいと思います。

 

オススメしたい一緒に挨拶に行ってもらいたいひと

 

  • 大家さん
  • 家族
  • 父親・兄弟

 

引っ越しはトラックをマンションの前に停めて行うため、人目に付きやすいですよね。

 

同じマンションの人だって、どんな人が越してきたのかとても気になるものです。

 

そんなとき女性がひとりで対応していると一人暮らしだということが丸わかり。

 

防犯上、女性のひとり暮らしというのはわからない方がいいですね。

 

今回桜田さんが遭ったように、良からぬことを考えている人がいたとしたら。

 

常に注意を怠らないようにしましょう。

 

引越し当日に男性がいれば、女性の一人暮らしとわかりにくいものです。

 

ひとつの提案として引越し当日は女性は部屋の荷物整理に専念し、あまり外に出ないようにするというのはいかがでしょう。

 

一軒は管理人さんに同伴してもらったとはいえ、桜田さんのように女性ひとりでの挨拶はあまりお勧めしません。

 


「挨拶代行サービス」を行っている引越し業者もありますので、こういったサービスを活用するのもいいですね。

 

どんなサービスかあるのか?
料金は含まれるのか?

 

以下のような一括査定サイトを利用して業者を比較することはとても大切です。

 

引越し価格ガイド
https://a-hikkoshi.com/

 

 

男性の場合はどうでしょうか?

男の人

やはりこちらもひとり暮らしであることはあまり言わない方がいいでしょう。

 

ご家族が引っ越しを手伝ってくれるのであれば、どちらかの両親と本人で挨拶回りをするといいのではないでしょうか。

 

身なりをきちんとしてから挨拶に行くようにしましょう。

 

第一印象はとても大切です。

 

不快感を与えないようにしましょう。

 

男性の場合、特に女性への不信感を買ってしまうと住みにくくなることがありますから要注意です。

 

桜田さんは手紙の件で精神的に大きな苦痛を味わっています。

 

女の人

 

管理人さんの協力を得て証拠もあるわけですから、今後もこのような行為が続くようであれば、まず管理人さんに一言断って警察に相談するのがいいのではないかと思います。

 

不気味ですし、帰宅状況などをチェックされているというのは普通ではないからです。

 

警察に相談したらどうなるの?

 

ストーカー行為とは基本的に桜田さんが迷惑だと思った時点で成立します。

 

桜田さんがいつまでもストーカーに怖い思いをさせられる必要はありません。

 

ストーカー被害で相談する場合は、証拠があることで警察も動いてくれるものですが、今回はこの証拠もあることですし、大丈夫だと思います。

 

ひとりでストーカーに立ち向かうのは危険です。

 

管理人さんの協力を得て、解決に向けて歩んでいきましょう。

 

何よりもまずひとり暮らしの際は引っ越しから常に周囲に注意を払うことが必要です。