「自分の荷物の量ではどのトラックで運ぶべき?」と迷われる人も多いと思います。
「大体の荷物量」を伝えるだけで、引越し業者はトラックを準備してくれます。
しかし、どのくらいの荷物の量があるのかを正確に伝えないと、引越し業者は全ての荷物を確実に運ぶために一回り大きなトラックを用意することが多いです。
荷物の量を把握し正確に伝えて、ピッタリのトラックを手配して引越し費用を抑えましょう!
少しでも費用を抑えるには、以下のような一括査定サイトを利用してみるといいでしょう。
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荷物の量を把握する
まずは、どのくらいの荷物があるのか判断しましょう。
最終的にどれくらいの荷物になるかどうかは畳数で判断します。
荷物は少なくすればするほど小さなトラックで運ぶことができます。
持っていく物、持っていかない物を整理して荷物を減らしましょう。
持って行かないものは、どのように処分するかどうかも考えなければいけません。
トラックの種類と積める荷物量の目安
荷物の量を把握していないのに、「だいたいこれくらいで大丈夫だろう」とパックで依頼してしまうのは危険です。
当日荷物が乗り切らないとなると、数万円の追加料金がかかることがあります。
これからご紹介するトラックの荷物量を確認して、依頼したトラックでは容量が足りないと思ったら引越し業者に見積もりの取り直しをお願いしましょう。
事前に変更を伝えておけば、積み残しによる追加料金のリスクが減ります。
トラックの種類別に詰める荷物量の目安をまとめたので、参考にしてみて下さい。
軽トラック
軽トラックを利用するメリットは、引越し費用が安いことと、狭い道幅にも対応できること。
道幅は3mもあれば十分なので、比較的狭い道路でも荷物の積み下ろしができます。
ただし、軽トラックには積み込みできる荷物が限られています。
軽トラックの大きさ | 幅:1.5m
長さ:1.9m |
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運べる荷物量 | 1.5畳分の部屋におさまる程度 |
荷物の目安 | 小さなダイニングテーブルと椅子
小型のテレビ |
大きな家具家電類がある場合には軽トラックは利用できません。
具体的には、ダブルベッドや2〜3人用のソファ、ドラム式の洗濯機、折りたためない大きな机などが挙げられます。
2トントラック
2トントラックは比較的リーズナブルで、かつある程度の荷物が詰め込めるので人気です。
旧住居が1DK〜2Kの人、1人暮らしで家具家電が一通りそろっている人、家具を新居で買いそろえる予定の新婚さん向けのトラックです。
2トントラックの大きさ | 幅:1.9m
長さ:3m |
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運べる荷物量 | 3畳の部屋におさまる程度 |
荷物の目安 | 小さなダイニングテーブルと椅子
小型のテレビ |
軽トラックでは運ぶのが難しかった冷蔵庫やベッドなども積み込みできますが、道路幅が最低でも3〜4mないと通れません。
2トンロングトラック
2トンロングトラックは、2トントラックと比べると1.5m長くなっているので、大型の家具・家電がある場合におすすめ。
部屋の広さが1DK〜2DKの人、大型の家具家電が少なめの夫婦2人の引越し、荷物が多めの1人暮らしの人にぴったりです。
2トンロングトラックの大きさ | 幅:2.2m
長さ:4.5m |
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運べる荷物量 | 4.5畳の部屋におさまる程度 |
荷物の目安 | 2人用のダイニングテーブルセット
家電一式 |
4mあれば通行できるので、通行可能幅は2トントラックとほぼ変わりません。
3トントラック
3トントラックは、2トンロングトラックの長さ部分だけを1.5m大きくしたものです。
部屋の広さが2K〜2LDKの人、家具家電が一通りそろった夫婦2人の引越し。
大型家具・家電がかなり多い1人暮らしの人に向いています。
ちなみに、2トンロングトラックにピッタリの荷物を3トントラックに積むと7〜8割程度の積み込み量になります。
3トントラックの大きさ | 幅:2.2m
長さ:6m |
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運べる荷物量 | 5畳の部屋におさまる程度 |
荷物の目安 | 2人用のダイニングテーブルセット
家電一式 |
通行可能幅は2.5トンロングトラックと同じく4mです。
4トントラック
4トントラックは、引越しで使われるトラックで一番大きなサイズです。
4トントラックの大きさ | 幅:2.3m
長さ:6m |
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運べる荷物量 | 8畳の部屋におさまる程度 |
荷物の目安 | 4人用のダイニングテーブル
大型家電一式 |
たっぷり運べるので、大人が2人以上で、かつ子供がいるファミリー引越しに向いています。
ただし、トラックがかなり大きいので、道幅が6m以上ないと4トントラックでの引越しは難しいです。
車が余裕ですれ違えるくらいの道幅が確保されているかどうか、確認しておきましょう。
引越し先までに細い道を通らなければいけないような場合には、2トントラックを2台使って引越ししなければいけないこともあります。
最終的にトラックがギリギリ入るかどうかは、引越し業者の判断となります。
業者が入れないといえば無理なのです。
大きなトラックが入れるかどうかによって、金額にどれくらいの開きが出るかも業者次第です。
複数の引越し業者に現地を見てもらって、見積書を見比べて判断するしかありませんね。
トラックの大きさに迷ったら積み切り・積みきり
トラックの大きさ選びに迷ったら、「積み切り(積みきり)」にするという方法があります。
積み切り(積みきり)はトラックに入るだけ荷物を積む方法で、荷物量の判断がつきにくい場合に使われることが多いです。
【例】2トントラックか2トンロングトラックか悩むような場合
このケースだと、積み切りで運ぶ場合は「2トントラック」を選択します。
荷物が入るかどうかギリギリの小さいトラックを選び、積みきれない分だけ自分で運んだり、郵送で送ります。
積み切りでは、トラックのスペースをギリギリまで有効に使えるので、トラックを小さいサイズに抑えることができます。
引越しに使用するトラックが小さくて済むので、引越し代を安くしたいひとに最適な方法です。
トラックには同乗出来ない
引越しのトラックには、基本的に同乗できません。
その理由は2つあります。
引越し先が遠い場合は、荷物を一度貨物センターに持って行くことがあります。
引越し業者は、積み込んだ荷物や同乗する従業員に保険をかけていますが、その他の保険はかけていません。
このような理由から、引越しのトラックには同乗することはできません。
お金を払って同乗させてもらうというのも法に触れるので気を付けて下さい。
引越し先には、引越し業者よりも先に到着して荷物を受け取らなければいけないので、車やその他の公共機関を利用して新居へ移動しておきましょう。
引っ越し代を安くする最適な方法は、複数の業者の見積もりを取ることです。
比較しないで一社だけの査定で決めてしまうと、きっと後悔するとおもいますよ。