竹田さん(銀行員・30代)は、繁忙期に引越しが必要になりました。
平日も土日も休めません。
業者には「夜間か休日なら空きがあります」と言われました。
ただ、近所の人から「夜の引越しは非常識では?」と言われてしまいます。

本当に非常識なのか、不安になりますよね。
夜間引越しは「非常識では?」と感じる人は少なくありません。
夜間引越しは非常識ではありません。ただし、3つの準備が必要です。
1. 近隣への事前挨拶
2. マンションの管理規約の確認
3. 鍵・電気・ガス・水道の事前手配
この3つを済ませておけば、夜間引越しは普通の選択肢のひとつです。以下で順番に説明します。
夜間の引越しは非常識でしょうか?
結論:非常識ではありません。ただし、配慮は必要です。
なぜかというと、夜間引越しを利用する人は増えていると言われています。共働き世帯が増え、平日に休みを取れない人が多くなっています。
引越し業者も「夜間便」や「フリー便(午後以降に開始時間が決まる便)」を用意しています。業者が正式なサービスとして用意しているため、利用自体が非常識ということはありません。
ただし、夜間は音が響きやすく、騒音で近隣に迷惑をかけてしまう可能性はあります。だからこそ、事前の挨拶と管理規約の確認が大切です。
竹田さんは引越しの3日前に、両隣と上下の部屋へ挨拶をしました。当日はスムーズに作業が終わり、翌日には何事もなかったように引越しが完了したそうです。
夜間引越しって何時以降のこと?
「夜間引越し」と一口に言っても、時間帯によって状況が変わります。時間帯ごとに、3つの目安があります。
18時以降:夕方便(割増なしのことが多い)
18時〜20時ごろに作業が始まる便です。フリー便を選ぶと、この時間帯に割り当てられることが多いです。追加料金なしで使える場合があります。
20時以降:割増料金が発生しやすい
多くの引越し業者では、20時以降の作業に割増料金を設定しています。2〜3割増しが目安です。深夜(22時以降)になると、さらに割増幅が大きくなるか、そもそも対応していない業者も出てきます。
「引っ越し 夜9時」でよくある3パターン
「夜の9時(21時)から引越しができるか」という疑問を持つ人も多いです。これには3つのケースがあります。
フリー便で作業が長引いた場合
午後に開始した引越しが21時近くまで続くことがあります。実際によくあります。
マンション規約で21時以降の搬入が禁止されている場合
多くの集合住宅では「21時以降は搬入禁止」と定められています。フリー便を使う場合は、この点を業者に事前に伝える必要があります。
21時開始の引越しを頼みたい場合
業者がそもそも対応していないケースが大半です。早めに業者に確認してください。
夜間引越しの料金はどれくらい高くなる?
目安:通常の2〜3割増し
たとえば通常5万円なら、夜間対応で6〜6.5万円ほどになることがあります。業者や引越し先の距離、荷物の量によって変わります。
フリー便なら追加料金なしのことも
「午後フリー便」と呼ばれる便は、作業開始時間が業者任せになる代わりに、通常料金で対応してもらえる場合があります。「18時以降でも大丈夫」という方には、費用を抑える方法のひとつです。
単身でも夜間引越しはできる?
単身の場合でも夜間引越しは利用できます。ただし、料金は地域・時期・荷物量・業者によって大きく変わります。「夜間だからいくら」という固定の相場はありません。
大切なのは、複数の業者から見積もりを取って比べることです。同じ条件でも業者によって夜間の割増額が違うことは珍しくありません。
夜間対応の可否や料金は、見積もり時に確認しておくと安心です。夜間引越しの見積もりで確認すべきこともあわせて読んでおくと、聞き忘れを防げます。
夜間引越しで気をつけること
鍵の事前受け取り
引越し当日に「鍵が受け取れなかった」というトラブルは、夜間引越しで特に起きやすいです。不動産会社の営業時間は18時や19時が多いため、夜間に引越しをする場合は前日までに鍵を受け取っておく必要があります。
前日の受け取りが難しい場合は、業者か不動産会社に早めに相談してください。
電気・ガス・水道の事前手配
夜間に到着しても、電気が点かない・水が出ないというトラブルを防ぐために、引越しの数日前から手続きをしておくことが必要です。
- 電気:入居日に使えるよう、開始日を指定して申込む
- ガス:開栓は立会いが必要なので、引越し翌日以降で予約する
- 水道:市区町村の水道局に連絡して使用開始を申請する
ガスは夜間に開栓してもらえないことが多いため、引越し当日はガスを使わない前提で準備しておくのが無難です。
近隣挨拶の方法
夜間引越しでは、事前の挨拶が特に大切になります。
いつ:引越しの前日まで
当日だと間に合わないことがあります。1〜3日前に回るのがよいです。
誰に:両隣・上下階(集合住宅の場合)
一戸建ての場合は、向こう3軒・両隣が目安です。
何を持って:500〜1,000円程度の日用品
タオルや洗剤など、使いやすいものを選ぶと喜ばれます。
伝えること:「○日の夜間に引越しを行います。音が出てご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」と一言添えるだけで印象が変わります。
夜間引越しの挨拶の詳しい手順は、夜間引越しの近隣挨拶のマナーと手順で説明しています。
照明・懐中電灯の準備
夜間は暗い中での作業になります。新居の電球が切れていたり、共用部の照明が暗かったりすることも。懐中電灯やスマホライトを準備しておくと、足元の事故を防ぎやすくなります。
引越し荷物の中で「すぐ使うもの」は、段ボールの一番上に入れておきましょう。
夜間は暗さや疲れからトラブルが起きやすくなります。万が一、搬入中に荷物や建物が傷ついた場合は、夜間搬入でトラブルが起きた場合の損害賠償を確認してください。
マンション・集合住宅で夜間引越しする場合
マンションや集合住宅での夜間引越しは、一戸建て以上に事前確認が必要になるケースが多いです。
管理規約の確認(搬入可能時間)
多くのマンションでは「21時以降の搬入禁止」が管理規約に定められています。引越し前に管理組合か管理会社に連絡して、何時まで搬入できるかを確認してください。
エレベーターの予約
引越し作業中は大きな荷物をエレベーターで運ぶため、使用時間を事前に管理組合に予約する必要がある場合があります。当日いきなり使うと、住民トラブルになることがあります。
共用部分の養生
廊下・エレベーター・エントランスなどの共用部は、引越し業者が養生シートで保護して作業します。ただし管理規約で「養生の方法」が定められている場合があるため、管理会社に事前に確認するのが安心です。
騒音・振動への配慮
夜間は音が響きます。台車の音、段ボールを置く音、会話の声など、普段より大きく聞こえます。作業員に「静かにお願いします」と伝えておくだけでも違います。
よくある質問(FAQ)
Q. 夜9時に引越し作業は頼めますか?
A. 基本的に難しいケースが多いです。
21時からの「開始」を希望する場合、対応できる業者はほとんどありません。ただし、フリー便を使って午後から始めた引越しが21時近くまで続くケースはあります。マンションの場合は規約で「21時以降搬入禁止」のことが多いため、業者に事前に伝えておく必要があります。
Q. 夜間引越しの料金はどれくらい高くなりますか?
A. 通常の2〜3割増しが目安です。
フリー便(午後以降に開始時間が決まる便)を選ぶと、追加料金なしで対応してもらえる場合があります。
Q. マンションで夜の引越しは大丈夫ですか?
A. 管理規約の確認が必要です。
多くのマンションでは「21時以降の搬入禁止」が定められています。引越し前に管理会社に確認してください。
Q. フリー便を頼んだら深夜になることはありますか?
A. まれにあります。
心配な場合は「18時以降は作業不可」と業者に事前に伝えると安心です。ただし条件を付けると、フリー便の料金が適用されなくなる場合もあります。
Q. 近所への挨拶は何を持っていけばいいですか?
A. 500〜1,000円程度の日用品が一般的です。
タオル・洗剤などが喜ばれます。挨拶のタイミングは、引越しの前日までに済ませるのがよいです。
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