家具

引越しスタッフも人間ですから、口コミ評価の高い引越し業者であっても、プロスタッフであっても、家や家具に傷をつけてしまう可能性はゼロではありません。

 

実際にあったトラブル事例や、傷ついてしまった時の対処法、傷つきやすい家具・家電のチェックポイントをお教えします

 

実際にあった引越しトラブル

引越しで、家や家具に傷がついてしまったトラブルをご紹介します。どのような事が起こりうるのかを知っておきましょう。

 

「引越し作業中」に思い出のタンスに傷がついてしまった例

引越しにかかる費用を少しでも節約するため、トラックへの家具や家電の搬入は、ほとんど自分たちで行いました。

 

しかし、嫁入り時に両親から買ってもらった洋服ダンスだけは傷をつけたくなかったので、業者に搬入をお願いすることに。

 

それなのに、タンスを運び出してトラックに積み込んだ際に傷をつけられてしまいました。

引越し荷物運び

 

ガツッという音がしたので慌てて見に行ったところ、前面の引き出し部分がトラックの突起に引っかかり、えぐれているような状態に。

 

今まで大切に、大切に使っていたのにと思うと、悲しくて・・・。

 

しかし、どのような対応になるかは「自分達の判断では決められない」の一点張り。

 

作業スタッフは、平謝りするばかりです。

 

とはいえ、引越し作業を中断するわけにはいかないので、そのまま新居に向かい、荷物の搬入を終えました。

 

新居についてから、傷をつけたスタッフに引越し業者の担当部門に電話をかけてもらい、翌日状況を確認してもらうことに。

 

翌日到着した修理部門のスタッフが、いったん持ち帰り、無料で修理してくれることになりました。

 

手元に戻ってくるまでに約10日ほど。

 

戻ってきた洋服ダンスの仕上がりは、お世辞にも綺麗とは言えません。

 

修理部分の色は周囲と明らかに違っています。

 

こんな仕上がりじゃ納得がいかないから、自分で修理してくれる業者を探すと申し出ましたが「我が社の修理センターで修理させてください」と引き下がりません。

 

でも、また修理に出しても、同じような仕上がりになって帰ってくるのが目に見えていますし、これ以上、大切なタンスを傷つけてほしくありません。

 

元の状態に戻してほしい、ただそれだけなのに、何の進展もないまま1か月がたとうとしています。

「引越し後」に買ったばかりのテーブルの傷に気が付いた例

家具

引越しから2日たった頃、子供用に買った新品のテーブルの天板に、20pほどの深いすり傷がついていることに気が付きました。

 

子供用の荷物は片付けが後回しになっていたので、引越し直後には気が付かなかったのです。

 

慌てて引越し業者に電話をして、その日のうちに状況を見に来てもらうことに。当日は、引越し作業を担当したスタッフが来られないということで、エリア担当の方が代わりに来ました。

 

「無料で修理させてもらいます」とのことでしたが、3月で引越し繁忙期のこともあり、なんと修理には2〜3週間はかかるとのこと。

 

子供の学校は4月から新学期ですし、それまでに何とか修理してほしいと頼みましたが、約束は出来ないと言われてしまいました。

 

傷をつけられたのは、子供の進級祝い用に購入したばかりで、まだ使ったこともないテーブル。新学期に間に合わないのなら、新品に交換してほしいと伝えました。

 

しかし、

 

「こんな傷程度では交換できない。使用には問題がない。それに、引越しから2日たっている。お客さんや子供が傷をつけたという可能性もある。」と言われ・・・。

 

子供に確認したら、「傷がついていてもいい。4月から新しい机を使いたい!」というので、今回は修理を断りました。

 

その後、お詫びの連絡も一切ありません。

 

引越し中に気が付いていれば、もしかしたら新品に交換してもらえたのだろうかと後悔しています。

 

家や家具に傷がついてしまった時の対処法

引越し中に気が付いたのか、引越し後数日たってから気が付いたのかによって、取るべき対処方法が変わります。

 

パターン別の対処方法を知っておきましょう。

引越し中に気が付いた場合

 

家や家具の傷に引越し中に気が付けた人は、ある意味ラッキーです。

 

スタッフの過失であることを証明しやすいので、自分達の過失で傷がついたと言われる可能性はかなり低くなります。

 

傷を見つけたら、作業スタッフの責任者に伝えましょう。

 

必要であれば、各スタッフからも当時の状況を確認しておきます。

 

ただし、現場のスタッフだけでは傷の補償については判断できません。

 

作業スタッフの責任者に傷を確認してもらったら、その場で営業所の担当者に連絡をしてもらいましょう。

 

修理することになるのか、代替え品を用意してもらうのか、補償金額はいくらになるのかといったことを相談します。

 

引越し後に気が付いた場合

 

作業スタッフが帰ってしまってから傷に気が付いた場合は、傷がついた部分の写真を撮影しておきます。

カメラ

その後、すぐに引越し業者に電話をして状況を伝えましょう。

 

国土交通省が定めている「標準引越運送約款」には、傷などのトラブルは引越しから3か月以内に申告する必要があり、引越し業者側に原因がある時には1年以内に補償されると書かれています。

 

つまり、引越し業者に原因があったとしても、3か月を過ぎてしまうと補償されないということ。

 

とはいえ実際は、引越しから1か月も経過していると、「引越し時の過失だと認められない」ケースがほとんど。

 

引越しから数日、遅くても1週間以内には傷を見つけて、引越し業者に連絡しておくのがトラブル回避の秘訣です。
参考:http://www.mlit.go.jp/common/000021071.pdf

引越し業者が話に応じてくれない場合の対処法

 

引越し時についた傷なのにもかかわらず、話に応じてもらえないというトラブルは多いです。

 

そのような場合は、「消費生活センター」や「全日本トラック協会」に連絡してみましょう。

 

似たような事例がないかどうか、どのように対処したらいいかということが無料で相談できます。

 

ただし、これらの機関には法的な力はありません。

 

結局は、引越し業者の担当者との話し合いになり、解決までに2〜3か月以上かかることも珍しくありません。

 

トラブルを長引かせないためにも、傷は早い段階で見つけ、その場でスタッフに確認してもらうようにしましょう。
参考:http://www.kokusen.go.jp/map/
http://www.jta.or.jp/

 

傷がついた時はどんなふうに補償を受けるのか

引越し業者側に問題があって家や家具が傷ついた場合には、保険によって弁償されます

 

簡単に修理できそうなものであれば、引越し業者の修理担当スタッフが後日家にやってきて、その場で修理を行います。

 

その場で修理できない物に関しては、引越し業者が持ち帰って修理する、もしくは修理費用に掛かったお金を後日請求することになります。

 

使用不可能な場合は、代替え品を購入します。

 

代替え品を購入した費用を支払ってもらえるケースと、物の価値を引越し業者が独自に判断して賠償金が支払われるケースの2パターンがあります。

 

賠償金が支払われるケースの場合、購入時の代金が分かるレシートや、価格.comなどの最低販売価格が参考にされる事もあります。
参考:http://www.zba.jp/hikkoshi/cont/qa-kyousuke/

 

傷つきやすい家具・家電

搬入の際に傷つきやすい家具・家電、見逃しがちなチェックポイントを5つご紹介します。

 

大型家具の天板・底板

タンスなどの大型家具は、全面を梱包しきれないことも。

 

また、寝かせて運ぶため、天板や底板、化粧面や背面の割れに注意が必要です。

 

取っ手・ノブ

家具やドアの取っ手・ノブはでっぱっているので、引っかかりやすい部分です。

 

搬入後に傷がついていないか、折れていないか、実際に手に取ってチェックしましょう。

 

家電のスイッチボタン・開閉部分

家電のスイッチボタンなど、飛び出ている部分は破損しやすい部分です。

 

また、デッキなどの開閉部分が輸送時の衝撃で開かなくなってしまうこともあります。

 

搬入後は、家電類のボタンと、開閉部分に異常がないかの動作チェックを忘れずに。

 

座卓

大きな座卓は立てた状態でトラックに詰め込むので、梱包状態が甘いと天板や脚に傷がつく可能性が高いです。

 

天板だけでなく、脚の部分もしっかり梱包してもらいましょう。

 

電化製品の蓋

炊飯器やオーブンの扉などが問題なく開くかどうかチェックしてください。

 

輸送時の衝撃で歪んでしまったり、割れてしまうこともあります。