恭子さんは梅雨に入る前に引越しを済ませたいと思っていたのですが、引越し先のマンションに入居している人がなかなか退去せず・・・。

 

予定から大幅に遅れて引越しをすることになってしまったのです。

 

そのため梅雨に入ってしまい、ギリギリなのですが週間天気予報とにらめっこして何とか引越し日を決めたのでした。

 

後は雨が降らないことを祈るばかりです。

 

まず、今の状態で引っ越し代がいくらかかるのか知りたい方はこちら

 

 

引っ越し当日の雨

 

ところが引越し当日は雨になってしまったのです。

 

女の人

 

引越しを延期を提案

 

恭子さんは荷物が雨に濡れるのは嫌だと引越しを延期しようとしました。

 

引越し業者は

 

 

本日、引越ししないのであれば、キャンセル料を支払ってください。


と言い、今後2週間内の予約は難しいと言うのです。

 

吉武さんはどうすべきか悩んでいます。

 

この場合キャンセル料払わなきゃいけないの?

 

誰だって雨の日に引越しをするのはできるだけ避けたいですよね。

 

・梅雨ですから雨になる確率は高いと思うのですが、当日雨になった場合どうしたらいいのでしょうか?

 

・恭子さんは本日の引越しを取りやめて延期したいと言っているようですが、そもそもキャンセルはできるのでしょうか?

 

結論から言うと、余程ひどい雨でしたらできるかもしれませんが、そうでない限りキャンセルは無理です。

 

これは、『標準引越運送約款』に記載されていますよ。

 

見積書の中にありますから、必ず確認しておきましょう。

 

標準引越運送約款とは

 

約款によりますと、

 

『地震・津波・洪水・暴風雨・地滑り、山崩れなどの天災』以外は依頼者都合のキャンセルとなります。

 

どうしても雨の日は嫌だというのなら、天気予報などをチェックして2日前までにキャンセルをしておきましょう。

 

ただし、梅雨時期は予測するのが難しいのですが。

 

キャンセルについて

業者によってキャンセル料が異なる場合もありますので確認は必要ですが、2日前ならキャンセル料はかからないようです。

 

ちなみに引越し前日の場合は10%、当日ならば20%くらいのキャンセル料がかかるようです。

 

今回恭子さんが言われたようにその後の予約は時期にもよりますが、業者側の予定もありますのですぐの引越しは難しく、希望の日にはできなくなるかもしれませんね。

 

天候によって作業をするかどうかの判断は最終的には業者が判断します。

 

大雨洪水警報や雷が激しいなど作業が困難であり、不可能だと判断された場合は、別の日に無償で引越しが行われることになります。

 

台風シーズンになると引越し予定日に台風がやってくるという予報が出たりします。

 

業者の方でも当然天気のチェックはなされているのですが、こういった場合も早めに業者に相談をしておきましょう。

 

早めに相談することで無償で対応してもらえたという話をよく耳にします。

 

雨の日対策はどうなっているのか?
料金は?

 

複数の業者を一括見積もり査定で、比較することをお勧めします。

 

引越し価格ガイド
https://a-hikkoshi.com/

 

私の経験

 

私も雨の日に引越しをしたことがあります。

 

雨の日に引越しをするといろいろと気を遣うことも多く、大変ではありますが、予定通りに引越しを終えることの方が私にとっては大切だったので、特にキャンセルはせずに決行していました。

 

余程激安な引越し業者でも最低限の対策を行っているようですし、ほとんどの業者が様々な雨対策を行っています。

 

ですから、多少の雨でしたら思い切ってやるのもいいかもしれませんね。

 

私は雨だったからといって特にトラブルには遭ったことはありません。

 

雨対策

 

荷造りオプションを依頼しているのであれば、業者の方にお願いすることができますよ。

 

もし、オプションをつけていないのであれば自分で行いましょう。

 

でも、オプションは大型の家具・家電についてはしてもらえるのですが、それ以外の荷物は自分で雨対策する必要があります。

 

すべてお任せではないのでご注意を!!

 

大きな布団などは布団用圧縮パックなどに入れて万が一濡れても大丈夫なようにしておきましょう。

 

ダンボール箱を大きなビニール袋に入れて運ぶということができればそれが一番いいのですが、難しいようでしたらあらかじめビニール袋に詰めてからダンボール箱に入れておくとか衣類用の圧縮パックを利用するのがいいのではないでしょうか。

 

そうでないと引越し早々どっさり洗濯をすることになってしまいます。

 

小型の家電などもあらかじめビニール袋に入れてから箱に詰めましょう。

 

トースターやコーヒーメーカーなどの小さな家電は、簡単にダンボール箱に入れて運んでしまいがちなのですが、安易に考えていると引越し先で家電が動かなくなるということが起こります。

 

面倒くさいのですが、ここでしっかり手をかけておくと後が楽になりますよ。

 

雨の日の引越しでは業者に運んでもらう荷物以外に自分で持っていく荷物にも注意が必要です。

 

必需品としては雑巾。

 

これは古いタオルでも大丈夫です。

 

荷物についた水滴を拭くのに必要です。

 

玄関に大きなバスタオルなどを敷いておくと床が汚れづらくなります。

 

引っ越し後の掃除も簡単に済みますし、引越し業者の方も余計な気遣いをせずに気持ちよく作業ができますよね。

 

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引っ越し屋のサービス

 

濡れてしまったダンボール箱は業者が回収してくれるところがほとんどです。

 

有料になる場合もありますので確認が必要になりますが、濡れたダンボールの保管は大変ですから回収してもらうと便利です。

 

梅雨時期でしたら、荷物は湿気を含んでいることが考えられますので、ダンボール箱から急いで出すとか、衣類や布団などは除湿機や乾燥機などを使って除湿をするようにしましょう。

 

今すぐ使わないものであっても、一旦ダンボールから出して湿気を取るようにしましょう。

 

乾燥してから荷物を片付けたいものです。カビなどの原因になりますからね。

 

あまりにも雨がひどい場合は引越し業者に家具や家電を預かってもらえるように相談してみてはいかがでしょうか。

 

一時預かりのオプションを提供している業者もあります。

 

そのサービスを利用し、後日改めて搬入してもらうことで雨に濡れてしまうということを避けることもできます。

 

費用は多少かかりますが、雨で家具や家電を壊してしまって新しく買い替えることを考えるならば一時預かり料金や運搬費用なんて安いものだと思いませんか。

 

迷信なのですが、

 

雨の日の引越しは「悪いことをすべて洗い流し、新居に幸せが入り込む」といって縁起がいいとされています。

 

もちろん天気予報をよくよくチェックして雨の日を避けることができれば一番いいと思うのですが、しっかり対策を立てると雨の日の引越しも怖くありません。

 

キャンセルする前にちょっと考えてみませんか?

 

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