トラック

引越しの話をしていると、「ピストン輸送」という言葉を耳にすることがあると思います。

 

ピストン輸送とは、今まで住んでいた家と新しい家を行ったり来たりして荷物を運ぶこと。

 

新しい家が近かったり、1日では終わらない大量の荷物がある時に用いられることが多いです。

 

条件が合えば、大きなトラックを使って1回で運ぶ通常の引越しよりも安く引っ越しできます。

 

ピストン輸送を利用すべきかどうか、メリット・デメリットを理解して判断しましょう。

 

ピストン輸送利用の条件

ピストン輸送を利用する条件は、「荷物が多い」&「引越し先が近い」ことの2つです。

 

荷物の量が多くて1回では運びきれない場合には、ピストン輸送を検討してみましょう。

引越し先と旧居の距離を判断する目安は、5q以内かどうかです。

 

距離が5q以上でもピストン輸送を利用することはできますが、一気に運んだ方がお得な場合が多いです。

 

その他、自宅付近の道が狭く大型トラックが入れない場合にも、ピストン輸送は便利です。

 

道に入れるサイズのトラックを手配すれば、狭い道でも問題なく荷物を運びこむことができます。

 

家と計算機

これらの条件が当てはまる場合、引越し業者の人が「ピストン輸送で引越ししてみてはどうか?」と提案してくれる場合があります。

 

これからご紹介するピストン輸送のメリット・デメリットを理解して、自分はピストン輸送で引越しした方が良いのかどうか判断しましょう。

 

ピストン輸送のメリット

ピストン輸送の最大のメリットは、引越し費用が安くなること。

 

大きなトラックを借りる必要がないのでトラック代が安くて済みますし、トラックに乗り込む人数も少なくて済むので、人件費も抑えられます。

 

トラックの大きさと従業員の数を最小限にできるピストン輸送は、引越し費用の節約に最適です。

ピストン輸送のデメリット

ピストン輸送のデメリットは、引越しの手間がかかること。

 

旧居と新居での2か所で立会人が必要になります。

 

【例】車2台体制で引越しを行う場合

最初に1台の車に荷物を積み終えた後、もう1台の車にも荷物を積み込みます。

 

旧居で荷物の積み込みに立ち会う人と、新居で荷物を降ろす作業に立ち会う人の両方が必要なので、最低2人以上の立会人を用意しなければいけません。

 

一人暮らしの場合は、友人や家族に立会人として協力してもらう必要があります。

 

【例】車1台体制で引越しを行う場合

立会人は1人でも構いません。

 

ただし、1人で行ったり来たりしなければいけないので、体力的にかなりキツいです。

 

自転車

ピストン輸送の場合は、旧住と新居を何度も行ったり来たりしますが、その時に引越し業者の車に一緒に乗ることができません。

 

引越し先まで自転車や徒歩で移動できない場合には、車や公共機関を使って2つの家を行ったり来たりする必要が出てきます。

 

車が1台、2台のいずれの場合も、ピストン輸送では積み込みと積み下ろしが複数回行われるので引越しに時間がかかります。

 

一気に荷物を運ぶ一般的な引越しと比較して、1.5倍以上の時間がかかると思っていた方が良いです。

 

「引越し費用は安くしたいけど、時間が限られている」という人や「引越しを楽に済ませたい」という人には、ピストン輸送は向いていません。

 

時間と体力に余裕があって少しでも引越し費用を安くしたい人は、見積もり段階で引越し業者の人に

ピストン輸送で引越ししたほうが得になりますか?

と直接訪ねてみるといいでしょう。